フリーランスになることや起業することって別に特別なことではない

フリーランスになることや起業することって別に特別なことではない

ここ最近、大学を卒業して新卒フリーランスになります!とか、ブロガーとして独立します!という記事が目につき、更にそれにネガティブなコメントがついて回り・・・というのが多いです。

まぁ、こういうことは今に始まった話ではないのですが、独立することについての所感を書きます。

最初に言っておくと、新卒フリーランスやブロガーとしての独立は賛成反対とどちらでもいいんですが賛成寄り。

というか、外野がとやかくいうことでもないですしね。。。一昔前は起業ブームがありました。生き残っている人もいれば、そうでない人もいる。そういうもんだと思います。

法人は、まずは3年、そして5年、10年後生き残っているかどうかがひとつ見られますが、フリーランスも同じようなものだと思います。

3年よりも、1年とかもっと短いスパンで見られるかもしれません。

フリーランスなんて山のようにいるわけですし、就業せずに卒業後独立する人だって、昔から一定数いたわけです。

フリーランスや起業を目標とすることについて

独立することは別に構いませんが、

「早くフリーランスとして独立したい!」

というのはどうなんでしょうか。現状からの逃げの口実になっているような気がしてなりません。

何がやりたくて独立するか?が大切なはず。

起業したい!独立したい!と思うのは自由かもしれませんが、そればかりが目的になるのもどうなのかな、と。

独立って、労働から逃げることではなく、やりたいことのための手段ですよね。

働きたくないから不労所得を得るがごとく独立したいのか?

先人たちは、何らかの目的があって独立しています。もちろん、「社長になる!」と最初から決めていた人もいますが、起業して何がしたいというのは大体決まっています。

中には、会社が嫌で辞めて、その後紆余曲折を経て起業して成功したパターンももちろんあります。

でも、少なくともその人達は、楽をしたいからとか、そういう後ろ向きな理由はなかったはず。

また、相当な努力をしてきています。

一見、ブログだとかメルマガだとか不労っぽい所得でウハウハに見える人達も、そこに至るまで人並以上の努力をしているからこそですから。

努力もしないで独立しようだなんてのは、幻想です。

何をやっていきたいかというのは、しっかり考えたほうが良いポイント。

www.miyachiman.com

そこまで特別なことではない

別に独立することって何ら特別なことではありません。

「早くフリーランスとして独立したい」「早く起業したい」

と聞く度、今やれるよって思います。

開業届を出せば済む話だし、起業したいなら、20万少し用意して登記すればその日から「社長」になれるわけです。

個人タクシー運転手だって、町中のラーメン屋店主だって、商店街にあるお店だって、立派な個人事業主であり、社長なわけです。

なんなら、地方に行けば商店系が多いから、独立している人だらけです。大半が親からの2世や3世だったりしますが。

大切なのはそこから何年続くか。独立したての時は友達とかはすごいね!なんて言うかもしれませんが、そこから先は何年続いているかを見られます。

僕も最初は起業が目的であり、それを追いかけている俺スゲー!感ありましたが、いざ起業するとそんなどころではありません。

要は何が言いたいかというと、独立は目的にするものではなく、何かやりたいことがあっての手段だからそこ間違えると危ないよ、ということです。

昨今ブログ界隈で見るのは、その目的がプロブロガーだったりするんでしょうか。

プロブロガーっていうのも、なんか手段ぽい気がしますが・・・。

表面だけ見て成功失敗を論じるのは無駄

よく、独立します!ていう記事に対し、失敗するだろう的なコメントが出ることがありますが、それに関しては下記記事が良い言及を行っています。

www.murasakai.net

書き手も書き手で、無料でも見れるようなところにわざわざネタを置いておくはずがありません。たとえ書くとしても抽象化した形になるでしょう。

あくまでもお金になるとわかっているから燃える記事を書くわけで、それぐらいの頭がある人間がやることを具体的かつ詳細に記事にするなど考えられません。

そうして独立します系の記事にはどうやってやっていくかの詳細が書かれることはなく、コメント欄には揚げ足取りコメが並ぶのが普通です。

フリーランスだとか、企業の大小問わず、マネタイズは目に見えないところで行われているものです。

例えばある会社の例ですが、はたから見ると、一見地味で儲かってるのかな?と思うような会社なんですが、蓋を開けてみたら特定の業種のメディアサイトを運営しており、その業種ではほとんどシェアを押さえているので、それが主な収入源となっていました。

こんなことはその会社のサイトのどこにも書いてありませんし、色々調べたところでそのメディアサイトの運営会社がそこだとは絶対にわからないでしょう。

とまぁ、そんなところで、「うちはこれで儲かってますよ」とか、まともな人ならわざわざおおっぴろげにしません。

だから、「ああこいつ失敗するな」とか、表だけ見て批判するのもなんか無駄なことだよなと思ってしまうわけです。

まぁ、その人が表上出すような「業種」としては成功するか失敗するかわかりませんが、「収益」という面で、他の収入源があれば表が失敗しても問題ないわけですからね。

儲けている手段ややり方なんて、普通は表に出さないもんです。

独立を考えていく人は、こういうことも念頭におかないとダメですよ、ということで。

最後にまとめ

なんだかとりとめのない感じになってしまいましたが、独立することに関して思うことを書いてみました。

まとめると、

・独立なんてやろうと思えばできることだから目標とすることにはちょっと違うと思っている
・独立して続いている人は皆努力している
・表立って収益構造を話す人なんていないから、表の話に反応するだけ無駄

ということです。