Amazon Fire HD 10・Fire HD 8・Fire 7徹底比較|おすすめのタブレット端末は?

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仕事に遊びに、さまざまなシーンで役立つタブレット端末。多くの企業がそれぞれ特徴のある製品を販売していますが、その中でもAmazonのFireタブレットの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。

AmazonのFireタブレットは新商品のFire HD 10を筆頭に、Fire HD 8・Fire 7とこれまで3機種登場しています。

実際にどのような特徴があるのか知らないという方のために、そのメリットなどを詳しく解説していきます。

Fireタブレットの3モデルの中からどれを購入すれば良いのかわかりやすいように、ひとつひとつを比較して紹介します!

AmazonのFireタブレット

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まずFireタブレットは、Amazonが販売しているタブレット端末です。

Amazonのタブレットといえば他に「Kindle」がありますが、Kindleが電子書籍を読むことに特化している端末に対し、FireタブレットはiPadなどと同じタブレット端末で、様々な用途に使えます。

2017年11月現在で販売されているタブレット端末は「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」の3モデルで、どれもKindleやAmazonビデオなど、Amazonの独自サービスが使いやすくなっています。

他社のタブレット端末と比較しても低価格かつ高性能な製品です。

Fireタブレットは独自の「Fire OS」を採用

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iPadならiOS、GoogleならAndroidなど、各社のタブレットには専用OSが入っていますが、Fireタブレットはどれにも対応しておらず、Amazon独自の「Fire OS」を採用しています。

実際にはAndroidをベースにして開発されたOSであるため、全体的に似ている点もありますが、中には大きな違いもあるようです。OSが独自のもので不安だから購入を控えているという人も少なくありませんので、その特徴を確認していきましょう。

Amazon IDがベース

FireタブレットではAmazonアカウントを使って動くようになっています。Amazonの通販サイトを頻繁に使用する場合、あらかじめ設定されたAmazonアカウントに紐づいて商品が届きます。

AndroidはGoogleアカウント、iOSはAppleIDを使いますが、FireタブレットはAmazonアカウントを主に利用するわけです。

アプリはKindleストアで入手

アプリをインストールする時は、Android端末であればGoogle Playを利用することになります。しかし、Fireタブレットではそれを利用することができず、Kindleストアでアプリをインストールすることになります。

ここで問題に挙げられるのが、YouTube、Google Chrome、Google Map、Gmailといった多くの有名アプリが利用できないことです。また、LINEなどのアプリも使えないといったデメリットが挙げられます。

こういった事情でFireタブレットの購入を避けている人も少なくありません。確かにiPadのようなタブレット端末と比較すると不便に感じる部分はあるものの、プライムビデオやKindle本に特化したものと割り切れば使いづらさは減ります。

動画や読書を楽しむために最適化

他社が販売しているタブレット端末と比較すると、確かに使いにくい面もあるかもしれません。それでも、Fire OSは動画や読書を楽しむために最適化されているOSでもあります。

例えばAmazonのレコメンド機能によって、あなたにピッタリの作品をすぐに見つけることができます。

他にも読みかけの本や、視聴途中の映画や音楽をすぐに再開させることが可能です。Fireタブレットに使われているWhispersync機能によって、前回どこまで読んだ・聞いた・観たを覚えて同期します。

以上のように、Fireタブレットは完全に動画や読書を使いやすくする機能に特化していることがわかりますね。

コスパが最強

Fireタブレット iPad Surface
価格帯 4,980~14,980円 37,800~140,800円 114,264~397,224円

単純な機能が異なりはしますが、iPadやSurfaceシリーズと比べてもFireタブレットはかなり安いです。

タブレットを購入したはいいけどネットサーフィンや動画を見ることにしか使わない、、なんて方は、iPadよりもFireタブレットの方が断然おすすめです。

Fire 7・HD 8・HD 10を比較

Fireタブレットには、「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」の3モデルが販売されています。どれもそれぞれAmazonプライムのメリットを十分に利用することができるコスパの良いタブレット端末です。

選ぶ基準はさまざまですが、それぞれのモデルがどのようなスペックでどんな違いがあるのか、スペックを比較してみます。

Fireタブレットのスペック比較

Fire 7 Fire 8 HD Fire 10 HD
価格 8,980円 11,980円 18,980円
プライム価格 4,980円 7,980円 14,980円
ディスプレイ 7インチ 8インチ 10.1インチ
解像度 1024 x 600 (171ppi) 1280 x 800 (189ppi) 1920 x 1200 (224ppi)
メモリ 1GB 1.5GB 2GB
CPU クアッドコア1.3GHz クアッドコア1.3GHz 1.8GHz x 2
1.4GHz x 2 クアッドコア
ストレージ 8/16GB 16/32GB 32/64GB
スピーカー モノラルスピーカー
マイク
Dolby Atmos
デュアルステレオスピーカー
マイク
Dolby Atmos
デュアルステレオスピーカー
マイク
カメラ フロントカメラ
+2メガピクセルリアカメラ
フロントカメラ
+2メガピクセルリアカメラ
フロントHDカメラ
+2メガピクセルリアカメラ
Wi-Fi デュアルバンド
a/b/g/n
デュアルバンド
a/b/g/n
デュアルバンド
a/b/g/n/ac
バッテリー 8時間 12時間 10時間
サイズ 192 x 115 x 9.6mm 214 x 128 x 9.7mm 262 x 159 x 9.8mm
重量 295g 369g 500g

Fireタブレットは世間一般からストレージが少ないタブレット端末であると言われています。確かにFire 7の8GBは物足りなく感じるかもしれません。

しかしながら、各端末にはmicroSDカードスロットが付属されていて256GBまで拡張できるので、不足分は補うことが可能です。

またカメラに関しても「2メガピクセル」とちょっとわかりづらいですが、これは200万画素であるということ。iPadなどと比較すると劣ってしまうものの、十分に鮮明な写真を撮影することが可能です。

3モデルのスペックを比較しましたが、どれを選べば良いのか迷った方のために、3通りの判断基準を紹介します。

安さを求めるならFire 7

Fire7はFireタブレットのなかでも断トツの安さを誇っており、Amazonプライム会員であれば4,980円で購入することができます。ただし、性能は他モデルよりは劣っているため、廉価版的なモデルですね。

ストレージに関しても8GB/16GBの2種類からしか選べず、メモリやCPU、解像度など全体的に性能が落ちていることは否めません。また肝心のスピーカーがモノラルという時点で音楽を楽しみたいと考えている人には不向きかもしれません。

それでも7インチという画面の小ささ、重量の軽さからも持ち運びに便利なのは大きなメリットになります。一度にたくさんのアプリを起動しなければ、高画質の動画を観てもストレスなく利用できるため、コスパを考えるならおすすめです。

  • サイズ・重量が1番小さく軽いモデル
  • スペックが低い分価格や圧倒的に安い!
  • 安く動画や読書を楽しみたい方におすすめ

コスパを求めるならFire HD 8

Fireタブレットの中でも最も人気なのがFire 8 HDです。2017年5月に発売されたばかりのNewモデルで、他の2モデルと比較して性能は高いにもかかわらず、値段も安いのでコスパは最高です。

メモリも1.5GBと高く、ストレージも32GBのものを選べば問題ありません。他にもスピーカー、バッテリーなど最上位モデルにも負けない性能を誇っていることを考えれば、欠点らしい欠点は見つかりません。

特に最新モデルにこだわりがない方なら、Fire HD 8はかなり満足して使えるはずです!僕もこれ使ってます。

  • スペックは3モデルの中で平均的
  • バッテリー持ち時間も1番長い
  • コスパを求める方におすすめ

大画面で楽しみたいならFire HD 10

Fireタブレットの3モデルの中でも最新なのが、2017年10月に発売されたばかりのFire 10 HDです。従来の製品と比較しても性能が一気にアップしたにも関わらず、販売価格も22,980円からプライム会員価格で14,980円にまでお得になっています。

最大の売りは10.1インチという大画面であり、Amazonの動画配信サービスやKindle本をじっくり楽しみたい人にはおすすめです。メモリも2GBでストレージも最大64GBまで選択できるため、他機種と違って容量の心配も必要ありません。

それでも他の2モデルと比較すると決して安いとは言えず、性能も非常に良いとは言い難いのが本音。ただし、他メーカーから販売されている同性能と比べると割安ではあるため、コスパが絶対的に悪いとは言い切れません。

やはり10.1インチという大画面で鑑賞できるのが魅力ですし、Fireタブレットの魅力を最大限に引き出したモデルなので、値段を考えずに選ぶならFire HD 10をおすすめします!

  • 動画や読書に特化したモデル
  • 値段はやや高め
  • 大画面で楽しみたい方におすすめ

Amazonプライム×Fireタブレットで更にお得に!

Amazonプライムは、Amazonを普段から頻繁に利用している人であればお馴染みのサービス。年会費は3,900円で、当日配送が無料になったり、プライムビデオ、Kindle本などが無料で観られるなど多くの特典が受けられます。

プライム会員になっていることで、Fireタブレットがより便利に使えます!というか、Fireタブレットはプライム会員になっていないと損です。

プライム会員でFireタブレットは安く買える

まず、Amazonプライム会員になるとFireタブレットはかなり安く買えます。

Fire 7 Fire HD 8 Fire HD 10
通常価格 8,980円 11,980円 18,980円
割引価格 4,980円 7,980円 14,980円

一番高い端末でFire HD 10の18,980円と、他社の製品と比較してもかなり安い価格ですがプライム割引価格になると一気に4,000円も安くなっています。

ただでさえ安いタブレットがかなり安く買えるわけです。この時点で、年会費3,900円は充分元が取れていますからね。

クーポンを忘れず適用!

Fireタブレットを買う時そのまま購入ボタンを押してしまうと、例えプライム会員であっても割引されずに購入されてしまいます。

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クーポンコードの画面があるので赤枠で囲ったクーポンコードをコピー。

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購入画面に進んだらクーポンコードを貼り付けて、適用。

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すると値段が引かれて、プライム会員価格になります。このステップをすっ飛ばして買うと割引前の値段となってしまうので、プライム会員の方は忘れず適用させましょう!

Kindle本が毎月1冊無料

Amazonのプライム会員に加入していることで、「Kindleオーナー ライブラリー」という特典を受けることができます。これによって、毎月1冊好きなKindle本を無料でダウンロードできます。

これはプライム会員の中でも、Kindle端末及びFireタブレットを所有している人限定の特典です。そして注意点としては、すべての中から選べるわけではなく、和書(2万冊以上)と洋書(60万冊以上)のKindle Unlimitedと同じラインアップが対象となっています。

また利用できる本は1度に1冊までとなっています。つまり、Kindleオーナー ライブラリーで翌月に別の本をダウンロードした場合は前の月の本を返却しなければいけません。

とはいえ年間にすると12冊が無料で読めるわけなので、Fireタブレットを使うことを検討している方はプライム会員に入っておいて損はありません。

30日間の無料体験もあるので、試してみることをおすすめします!

Amazon Fireタブレットのまとめ

以上、Fireタブレットの紹介と比較をまとめました。

他のタブレット端末と比べると、かなり特殊ではありますが、漫画・本・動画など観るにはこの上ない端末です。iPadは動画や読書にしか用途がない・・・という方はFireタブレットの方がコスパもいいしおすすめです。

プライム会員ならよりメリットも大きいので、割引価格でFireタブレットをゲットして、オーナーライブラリも使い倒しましょう!